【映画】ジャック、船に乗る

TIFF（東京国際映画祭）が、六本木で開かれています。

友達がチケット取ったということで、誘ってもらい
「ジャック、船に乗る」という映画に行ってきました！

フィリップ・シーモア・ホフマンの初監督作品

題名だけ聞いたときは、「老人と海」的な大海原に挑戦するものなのかと
思いましたが、実際は、恋愛コメディです。

邦題でググルと、某黒真珠号を操る「スズメ」船長が出てきてフイタ。
確かに、ジャック船に乗るｗｗｗｗｗ


＜あらすじ＞
NYでリムジン運転手をするジャックが、友人夫婦の勧めで女性を紹介されるところから始まる。
そして、彼女を送り際に、春になったらボートに乗りに行こうと約束をする。
実は、かなづちでボートどころではないのだが…友人に相談すると、
「それなら俺が教えてやる！」とやけにやる気満々の友人。
果たしてジャックは泳げるようになるのか？そして、友人夫婦の実情を目の当たりにしてしまった2人は…
そんなジャックとその彼女の恋愛を、友人夫婦の夫婦関係を織り交ぜながら描いていく。

＜感想＞
要所要所に笑いどころが仕込まれていて、思わず笑ってしまいます。
かと思えば、友人夫婦の夫婦関係があまりにもドロドロ。
恋愛コメディといっても、プリティウーマンやノッティングヒルのようなものではなく
淡々と単調に過ぎていく日常のなかの一コマをつづるような内容です。
極ありふれた恋愛の一遍。しかもかなり地味です。


結ばれゆく主人公カップル。
対して、過去に彼らと同じような春もあったが、今では・・・という友人夫婦。
主人公の友人は、主人公に好意的で色々と世話をしてくれる。
いつも笑顔を絶やさない彼が、ラストシーン、
彼女の腰に手を回し幸せそうに去っていく主人公をなんともいえぬまなざしで、
見つめる友人の表情が印象的だった。