[試写会] ブロークン・フラワーズ
4/23の分ですがジム・ジャームッシュ監督の「ブロークン・フラワーズ」に
いってきました。

石田純一とインリン、青田典子のトークイベントもありました。

で、この「ブロークン・フラワーズ」ですが、
2005年カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品。
ここ数日の新聞やテレビなどで多く取り上げられていたので
結構メディアも注目しているのかな、と思ったり。

内容としては、
かつてプレイボーイで多くの女性とのロマンスがあったドンだが
現在は、どこか冴えない独身中年男(ビル・マーレイ)。
話は、彼が恋人のシェリーにふられるところから始まる。
ピンクの封筒。そこには、かつての恋人からの衝撃の?事実がつづられていた。
ひょんなことから、かつての恋人に会いにいことになるドン。
会いに行くかつての女性達は、新しい人生を歩んでいた。
最後に彼は、どんな事実を知るのだろうか…。

感想
とにかく、ピンクです。ピンクアイテムが沢山。
ビル・マーレイのドンの役が、なんとも「無関心」そうな
世の中がつまらなく単調に過ぎていってしまっているような
表情が無い男なんです。
顔に出ないだけで、結構内心は凄いことになってるのかなぁと
思えるのは、「何だかんだで、律儀に会いに行っている」ところ。そして一番、無関心そうな割に、一番引きずっているし意識している。

ドンのラストの台詞に
「過去はやり直せない、未来はどうにでもなる。一番大切なのは、今」という台詞も、ラストこそ光るのかなと。

かつての恋人達は、美人女優ばかり。いまでも皆さん美しい方ばかりですが!
シャロン・ストーンやジェシカ・ラングとか。
劇中としてではなく、かつての美しい恋人が20年後はこうなっている
というような、昔を知っているからこそという感覚にも襲われます。

個人的に嬉しいのは、「ナルニア」の魔女の
ティルダ・スウィンストンなんかも出ていること。

私だったら、もし20年前の恋人がいきなり目の前に現れたら…。
「なんで、急に!?」と思う。しかも、家庭を持っているにもかかわらず、現れたら…。
そんなギクシャク感も劇中では表現されています。

劇中、ドンの家のバラの花が、段々朽ちていくんですが
人の心も、時と共に変わっていくことを暗示しているのかななんて思ったり
時の流れの残酷さのようなものをひしひしと感じました。

男性はソレに比べてどうなんでしょうね?
急に、かつての恋人が目の前に現れたら…。

とても大人なテイストの映画でした。

[公式]http://www.brokenflowers.jp/

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