高尾山の宗教…

2002年5月5日
今日は子供の日。
勝負風呂…もとい、菖蒲風呂にも入ってさっぱり。

というわけで、今日は都心から直ぐに行ける高尾山へ…
久々の運動でヘバりましたが、後日のフットサルを
考えれば、このぐらい屁でもございません。(下品)

高尾山といえば、薬王院。
正式名称「高尾山薬王院有喜寺」というらしい…

20年以上、高尾山=修験者=天狗。という感覚でしか
登って居なかった.。今日行って…はじめてみましたよ。
「南無飯縄権現(ナムイヅナゴンゲン)」という文字を…ビックリです!!!

小さい頃、高尾山には、天狗が住んでいるから、
そこかいしこに、天狗の像やグッズがあると思っていたが…
どうやら、ちょっぴり違うような気がしてきました。というのも、
飯縄ときいて、思いつくものは、狐!!!!
(私としては、飯縄より飯綱という字の方が馴染みがあるんですが…)
飯縄(イヅナ)は、狐。妖狐。でもって、狐使いの事。
イヅナとは管狐(クダキツネ)とソレを操る主。

この"狐使い"を権現として奉ってるとはどういう事よ?
良い機会だと思ってより詳しく調べて見たら…
信州にある、まず飯綱神社で調べたところ…

飯綱権現とは、狐を従者として従える”天狗”の事でした。
狐といっても、神の使いの狐(霊狐)とか、式神などの霊的な存在。
”神の使い”を従える事ができるのは、神様だけ〜
実際、高尾山の権現も白狐に天狗が乗っていた…

早い話が、お稲荷様だ!!!と、書かれていました。が、しかし…
実際行って見るとわかるんですが、高尾の薬王院は、お稲荷様!!!という面持ち
ほとんどありません…本堂の脇にちょぼっと、お稲荷様があるカンジです。
やはり、修験者の化身としての天狗の印象が強い…

で、高尾山の場合をより調べたところ、

ややこしい話になりますが…
元々、高尾山の本尊は大日如来!!!(真言宗だから)
飯縄権現とは、この大日如来を本地とする化身の”不動明王”のさらに
変身した姿である、と高尾山縁起は書いているようです。
つまり、飯縄権現=不動明王=大日如来
この「変わり不動」といわれる飯綱信仰は、室町・鎌倉の武士の世に
モットも好まれた「不動明王」信仰と結び付けられ、手厚く保護されたんだとか…

おかげで、願い事はナンでも聞いてくれるそうです。
あ、そうそう。ココにはちょっと変わったおみくじ有り。
番号で異なる天狗の絵があしらってあるんですが、妙に現代的な(私のは車のってドライブしてました)絵おみくじです。
行ったら、是非ドウゾ…

高尾山の宗教…まだまだ、続きますが
推測として修験道の祖(役行者)が神通力を持っていた事。
妖狐の狐火と不動明王の炎。など…予想以上に奥深く、ちょっと尻切れ…
長くなり過ぎるので、機会があったらまた。ということで…

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