FromHell

ジョニー・デップ主演のこの作品。明日からいよいよ上映開始vv
試写会は、1/16に行って来ました。R-15指定。

お話は、ロンドンの有名殺人鬼「切り裂きジャック」のお話。
十九世紀後半に娼婦6人が無残に惨殺された事件ですね。
映画は、ソレを追う側のストーリー。ジョニー・デップは、阿片窟の常連さんな上、
アブサンもやっている人ですがジャックを追う、曰く付きのロンドンの警部役。
設定としては、イッちゃってる時にサイコメトラー的にフラッシュバックで
殺人現場を未来のビジョンとして見る事ができる不思議能力者。
そして、彼をサポートする部下。その姿は、まるで薬中のホームズとワトソン君…
始めは、まったくスプラッタ―では無かったのですが、段々エスカレート。
痛々しいです…フラッシュバック画面で、血とかハラワタとか…ううぅ
展開としては、当時の英国王室との関わりや某秘密結社の登場有り。
娼婦には到底目無い、美人のメアリとのちょっとしたラブロマンスも有ります。
ただ、事実上、「切り裂きジャック」事件の最後の犠牲者は、メアリです。
その前提が有るからこそ、話が展開し、最後をドキドキさせてくれます。

全体的には、ハンニバルVSシャーロック・ホームズみたいな…
最後のオチは…読めちゃいましたが、どうその理由を持って行くのか、
何故、切り裂きジャックがこの世に誕生したのかという理由が突飛で意外でした。
そして、一警部の最善の努力と歯痒さ、当時の階級社会を垣間見る事ができました。

最後に、一々ジョニー・デップがカッコ良くて、そちらにばかり気が行ってしまいました。
幻覚症状中ややる気無い彼と眼光を光らせる彼。この両面を上手く切り分ける
彼の演技の上手さに惚れました。はぁ、水も滴る良い男を見ちまいましたよぉ〜(阿呆)
絶対お薦めですねvv